気ままにドラマ・映画

気が向いたときにドラマや映画の感想を載せます。

妻、小学生になる。

先ほど、ドラマの最終回が終わりました。

さっそく感想を綴っていこうと思います。

 

何よりもまず、小学生になった妻役の毎田暖乃さんの演技力に驚かされました。

本当に石田ゆり子さんが入っているかのような素晴らしい演技でした。堤真一さん、蒔田彩珠さんという実力のある俳優と並んでも劣らない演技力。とんでもない逸材が現れたなと思いましたね。

彼女は3年前の朝ドラ、「なつぞら」の広瀬すずさんを見て女優を志したそうです。あの歳で自分のやりたいことを見つけて、そこに向かって突っ走るという、その行動力にも感銘を受けました。

そして、吉田羊さん。あの手の母親役の演技が本当にうまいですね。ヒステリックで恐ろしい母親。それだけでなく、娘の中に他人が入っていることを知ってからの複雑な心境を見事に表現していました。

また、ドラマ本編ではないですが、CMに入る前のスポンサー紹介時に貴恵(石田ゆり子)、麻衣、圭介の3人のホームビデオ風映像が流れるという演出が素敵だと思いました。

穏やかで優しいメロディーの劇伴や主題歌も、この温かなホームドラマにとても合っていてよかったです。

 

堤真一石田ゆり子蒔田彩珠というキャスティングに惹かれて見始めたこのドラマ。漫画原作のファンタジーな内容なので、(失礼な言い方になってしまいますが)良い方に転ぶか悪い方に転ぶか分からないだろうと最初は思っていました。ですが、紛れもなく前者でした。これほどファンタジーな内容を実写のドラマで作るとなると、どうしても説得力とキャラクターの魅力(特に小学生役)が欠けてしまいそうなのに、毎田暖乃さんの完璧な演技によって、その懸念も見事に吹き飛ばされました。

 

本当にいいドラマでした。キャスト、スタッフの皆さん。お疲れさまでした。

そして、ありがとうございました!